大人になると寂しいって言えなくなる
年齢も性別も関係なく
人は「寂しい」という気持ちがあります。
寂しいといってもいろいろな寂しさがあるので、今回の寂しさは一時的ではなく
家族がいても
友達がたくさんいても
パートナーがいても
生活が豊かでも
お金があっても
仕事があっても
周りから楽しそうに見えても
心の奥底から湧き上がるような
「寂しさ」のお話です。
特に心の問題を抱えている人の中に
「寂しさ」が深く関わる人は多く
でも、その寂しさを自覚するのも難しく
自覚出来ても寂しさを埋めるのが
とてもとてもたいへん
気が付いている人も中にはいますが
無意識に何かの手段で「寂しさ」を埋める癖が付いている場合もたくさんあり
例えば
- 買い物
- アルコール
- 過食
- 恋愛
自分自身を含め周りにもいませんか?
他には
(全ての人ではありませんが)
- ピアスの穴をたくさん開ける
- タトゥー
深刻な状況だと
自覚があればOKなんてとても言えず
無自覚の「寂しさ」を埋める形でさらに自分を苦しめている大人もいるのです。
大人だと、自分の稼いだお金を使って代替行為をすることが出来るため、周りも気が付きにくかったりします。
買い物依存症になっていても
「あの人いつもオシャレ」とか
「お金があるのね」とか
そんな感じで済まされちゃったりしますから
気が付きにくいのです
代替行為で埋めて、それでなんとか心を保てていればまだ少しは安心だけど、生活に影響してくるような時はそのままで良いとはいえません。早急に「寂しい」気持ちのケアが必要かもしれません。
じゃあ、その「寂しさ」の元はと言うと
子供の頃までさかのぼり
生育環境が関係してきて
理想は子供の頃に親からしっかりと安定した愛情をもらっていれば、大人になってから言葉に出来ない「寂しさ」に苛まれることなどないのに
残念ながら、心の成長ができる程の愛情をもらえず大人になる人も多いのが現実。
ただ、見た目は大人だし、人に相談しても
「寂しいくらいで」とか「みんな一緒だよ」とか「そんなことくらいで」みたいな言葉をもらうと余計自分の寂しさを圧し殺すことになってどんどんツラくなる。
そこで買い物に走ったり、ヤケ食いしたり…
寂しさを埋めるために代替行為などしないで
その人の抱える寂しさを理解してくれる人に出会って欲しいなと願ってしまいます。
大人になればなるほど、自分の生活でいっぱいになり、他人の心に寄り添う余裕を持つのはたいへん
だけど…
せめて自分の感じる「寂しさ」とは違う質の「寂しさ」を抱え、ツラく感じている大人も居ることを理解してもらえたら嬉しいなとふと思いブログに書いてみました。
もし、ご家族やお友達など
身近に「もしかして?」と感じる人がいたら
その人の気持ちを想像したり
自分に少し余裕がある時は、寄り添ってあげたり
心配な行動がある場合はその行動を攻めるのではなく、どうしてそうしたいのか聞く耳を持つとか、
深刻な場合は専門家に繋げてあげるのも大切です。
くれぐれも自分の価値観を押し付けないようにサポートして欲しいなと思います。
なんて書きながら、私自身、自分の価値観を押し付けそうになることを反省する日もあります。
鍼灸師の私が「心」の問題にふれるのには理由があって、
以外かもしれませんが
「鍼灸しんきゅう」は心の元気回復のお手伝いにも役立つ施術があり、
はりもお灸も自律神経のバランスを整えたり、
お灸は
弘法大師の言葉で
『灸は身を焼くものにあらず心にあかりを灯すものなり』
という言葉があるくらい
少し疲れた心を温めることが出来たりします。
もし「寂しい」気持ちを温めたい時は
一度「鍼灸」をお試しください。