妊婦さんに優しい鍼灸を目指して
ある講習会で画像の本の著者の先生と知り合い
あれよあれよという間に
鍼灸で妊婦さんの周産期ケアをする方法を
来年の助産師さんの学会で
鍼灸を認知してもらうための活動をするグループに入ることになり
どこの会にも所属していない私が
周産期ケアの勉強を始めました
なんとなく知ってはいたものの
医師数の少ない新潟県の中でも
産婦人科医が全国で一番少ないのが
新潟県という現実を知りました
出産をするにも病院が無い
特に市街地以外ではお腹の大きな妊婦さんが、離れた病院に通わなくてはならない現実
妊娠、出産をすることが普通の事ではなくなっているのが現状なのです
そんな現実の中で
鍼灸師が出来る事
それを学び、妊婦さんの心やカラダのケアの安全にお手伝いするため
医学的な知識、基本的な妊婦さんへの対応を学ぶことからスタート
まずは妊婦さん体験
体験キットを装着し
いろいろな動作をして
どのくらい動くのがたいへんなのか
どんなサポートを必要とするのか
あと数年で還暦の妊婦体験
赤ちゃんの触診を体験するキットを使って
赤ちゃんの位置をチェックする練習
このキットはお腹をめくると赤ちゃんが入っていて、頭や背中の向きを感覚的に理解する練習になります。
赤ちゃんの心音もします
とはいえ、本当の妊婦さんに触れると
同じお腹はありません
ハッキリ赤ちゃんの位置を確認出来る様になるのは経験しかないと思いました。
それでも普段出来ない体験をさせていただき
とても勉強になり
今現在ケアをさせていただいている妊婦さんへの接し方も見直す機会になりました
妊娠中に鍼灸と出合うのは
逆子治療の時がほとんどかと思います
逆子治療に来られる方も、逆子に悩まなければ鍼灸へ行こうと考える方は珍しいかもしれません
それもこれも鍼灸を受けると妊婦さんにどんなメリットがあるのか知る機会が無いからではないかと…
鍼灸は元気な時でもOK
年齢も幅広く
赤ちゃんからお年寄りまでOK
心のメンテナンスもカラダのメンテナンスも出来たりします
施術方法も多種多様
100人の鍼灸師がいたら100通りの施術方法があり
自分に合った鍼灸師を探すことも出来ます
妊娠中のカラダのの変化に合わせて施術が出来、ツワリの時もツワリを軽くするお灸などもあります。
周産期の勉強会はこれからも続きます
これからの勉強会も
妊婦さんが安心して施術を受けられるよう
そして
鍼灸を受けたことのない妊婦さんが1人でも多く鍼灸施術を受けてくださるよう
しっかり学びます💪